音楽・音にまつわる漢字まとめ
音・楽・響・奏・歌などの意味と成り立ち
音楽は言葉や文化を超えて人々の感情や世界観を伝える手段として発展してきました。漢字の中にも音や音楽にまつわる文字が数多くあり、音の発生・楽器の演奏・歌唱など、さまざまな要素が象徴されています。本記事では、音楽・音に関連する漢字をカテゴリごとに紹介し、意味と成り立ちを解説します。
目次
音そのものを表す漢字
- 音おと
- 「言」の口の部分に一画を加えてできた字で、口から発する「おと・ね」を示す。
- 響ひびく
- 「郷」+「音」。遠くに響き渡る音。
- 鳴なく
- 「口」+「鳥」。鳥などが声を出すこと。
- 声こえ
- もとの字は「聲」。石をつるして打つ打楽器「磬(けい)」を打つ形+「耳」から成り、耳で聞くおと・こえを表す。
- 韻いん
- 「音」+「員」。音のひびきや調子。韻律・余韻などに用いる。
演奏・音の広がりを表す漢字
- 奏かなでる
- 両手で供え物をささげる形に由来し、そこから楽器を「かなでる」意になった。
- 震ふるえる
- 「雨」+「辰」。雷鳴や太鼓の音による振動。
- 弾だん/ひく
- 「弓」+「単」。弦をはじいて音を出す。弾奏・連弾など。
- 吹すい/ふく
- 「口」+「欠」。息を送って笛などを鳴らす。吹奏・鼓吹など。
- 拍はく
- 「手」+「白」。手を打って調子をとる。拍子・拍手など。
- 律りつ
- 音の高低の秩序を表す。旋律・音律・調律など。
- 調ちょう/しらべ
- 「言」+「周」。音の高さや調子をととのえる。調子・調律・ハ長調など。
歌や声に関する漢字
- 歌うた
- 「欠」+「哥」。口を開けて旋律を発する意。
- 唱となえる
- 「口」+「昌」。声を出して歌や呪文を発する。
- 詠えい
- 「言」+「永」。言葉に節をつけて歌う。
- 吟ぎん
- 「口」+「今」。感情をこめて詩を口ずさむ様子。
- 謡よう/うたい
- 「言」+「䍃」。伴奏なしでうたう歌。民謡・謡曲など。
- 節せつ/ふし
- 音の高低やリズムの区切り。節回し・音節・拍節など。
楽器・音楽表現に関する漢字
- 楽がく/たのしい
- もとの字は「樂」。木の上に糸(弦)を張った弦楽器をかたどった字で、のちに音楽・楽しむ意へ広がった。
- 笛ふえ
- 「竹」+「由」。竹を使った吹奏楽器。
- 琴こと
- 「珡(弦を張った琴の形)」+「今(音符)」から成る、古代の弦楽器。
- 管かん
- 「竹」+「官」。管楽器や管理の意味を持つ。
- 鼓こ/つづみ
- 手で打ち鳴らす太鼓・つづみ。鼓動・太鼓などにも。
- 鐘しょう/かね
- 「金」+「童」。打ち鳴らす釣り鐘。梵鐘・警鐘など。
- 鈴れい/すず
- 「金」+「令」。振って鳴らす小さなすず。鈴の音など。
- 弦げん
- 「弓」+「玄」。弦楽器の糸。弦楽・管弦などに用いる。
- 譜ふ
- 「言」+「普」。音の並びを記した楽譜。譜面・音譜など。
- 曲きょく/まがる
- まとまった音楽の作品。楽曲・作曲・名曲など。
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